大学時代の友人5人と、近場で1泊ということで南紀串本へ行ってきた。
特に現地でどうするという予定もなく、
食べて飲んで温泉に入っておしゃべりすればそれで十分幸せという、女友達ならではの旅だった。
ツアーで申し込んだのだけれど、
ツアーといっても、ホテル1泊2食と往復JRの指定席特急、
それに行きの車内でのお弁当・お茶と2日目ホテルでの昼食までセットされ、中味はすべてフリータイム。
これが団体料金適用となって格安なのがとってもうれしかった。
うん、我ながらなかなかのツアーを探したものだ。
乗車駅が新大阪か天王寺か選べるので、新大阪組3人は「買出ししていくよ」と少し早めに集合。
ビール、お菓子、おつまみ類をしっかり買い出した。
「せっかくのビールがぬるくなったらまずいで~!」・・・ってことで、電車を待つ新大阪のホームで早速乾杯(^_^;)
一缶ずつ空にしてから、特急くろしお13号に乗る。
天王寺組が乗り込む頃にはすっかり出来あがっていた(笑)
5人揃ってあらためて乾杯!
お弁当を食べながらワイワイおしゃべりしてる間にあらら、早や串本に到着した。3時間なんてあっという間。
送迎バスで約5分、お泊りは高台にある串本ロイヤルホテル。
部屋へ落ち着くには早すぎるので
すぐ近くの橋杭岩へいってみることにした。
海沿いの道を走るとすぐに奇妙な形の岩の行列が見えてきた。
海岸から大島の方向に向かって
海の浸食によって岩の硬い部分だけが残り、
あたかも橋の杭だけが立っているように見えるのだが、
この大小約40もの林立した奇岩は、初めて見る者にはオドロキ!
露天風呂は、太平洋に面しており、橋杭岩を眺めながらの気分は最高~!
この露天風呂からの日の出がすばらしいらしく、毎日の日の出時刻がきちんと張り出されている。
レストランでの夕食(バイキングで残念、ゆっくり会席料理がよかったなあ)のあと、
ロビーでライブ演奏があるとのこと。
第一部は「上田正樹とお友達」という男性によるピアノ弾き語り。
古いものから最近のまで、和洋取り混ぜて演奏してくれた。
「千の風になって」「涙そうそう」「悲しい色やね」・・・うう~ん、いい感じ。
第二部は、なんと和太鼓と津軽三味線による演奏。こんなに近くで聞いたのは初めてで、迫力あった。
と、さいごにまたピアノの男性が出てきて、この3つの楽器でコラボ演奏してくれてお開きに。
めったとない取り合わせが聞けて、とっても得した気分だった。
ライブの途中で頼んだ「トマトカクテル」、出てくるのが遅いなーといっていたら、
なんと!生のトマトを搾った汁でのカクテルだった。
こりゃいける!おいしかった~。家でも作ろうかな。
5時起きで、目指すは露天風呂!
太平洋の朝日を、露天風呂から見ようと頑張ったけれど
残念ながらうす曇で見えなかった。
朝食の後、ゆっくり串本海中公園へ。最近リニューアルしたらしく、家族連れでにぎわっていた。
色とりどりの魚たちを眺めたり、グラスボトムボートの「ステラマリス」で海中散歩したり
海中展望台で海の中をのぞいたり、海がめの赤ちゃんを眺めたり・・・
水族館ってほんと癒されるわ。
ゆらゆら動く小さなクラゲ、家で飼いたい!
お昼にホテルへ戻り、用意されていた1人ずつのお釜で炊いた「鯛めし」をいただいた(おいし~!)
ビールで乾杯して、ああ楽しかったね~・・・とみな満足満足。家路へと向かった。
女友達同士の旅って、なんでこんなに心地いいんだろう。
もちろん、ダンナと行くよりは少しは気を使うけれど、ぜんぜん違った意味でリラックス~♪
一緒に旅して、一緒にご飯を食べておしゃべりして、お互いの安否?を確かめ合えば、
「またね!」と笑顔で別れてていく。
体が元気なうちに、こうやってなんども楽しい思い出を重ねたいなーと思う。